桃の節句ってなんでいうの?

皆さんこんにちわ!2020年3月3日の桃の節句はいかがお過ごししましたか?

私の家でもコケシ作りのお雛様を飾り桃のお花と菜の花を飾ってみました。

花のモナミに桃を探しにきてくれた親子さんのお子様からこんな質問を受けました。

「なんで桃の節句っていうの?」

なるほどなぁー!なかなか知っている人も少なくなってきているのかな?と反省しています、埼玉県上尾市で花のモナミ・花のフルールという花屋で全国に笑顔になるお花をお届けしてます、ヨコちゃんこと横山泰史(よこやまひろし)です。

節句はお花と季節の変わり目です。

節句」とは簡単にいうと季節の変わり目のことを言います。現在は五節句がありますが、これは江戸時代に制定されたので古くからの日本のとても良い風習なのです。

節句は季節の変わり目にその季節のお花を飾り、そして滋養の物を食べるという日でもあります。日本は四季があるので節句はその季節を本当に楽しめますね。

昔は節句の日に神様に供物を捧げて、みんなで祈りを共にすることで絆を深める行事でもありました。現在は神様を祀るという意味は少し薄れてしましましたが、子供たちの成長を祝福する日となっていますよね。雛祭りやこどもの日が代表ですが、子供達の記憶に残り、家族の絆を大切にするという心が育てられます。そして、子供達が大人になった時にこの日本の伝統の「節句」をさらに伝えていってくれる事でしょう。

五節句とは

日本には現在5つの節句があると言いました。人日の節句、上巳の節句、端午の節句、七夕の節句、重陽の節句です。

それぞれ少し説明していきましょう。

人日の節句(七草の節句)

皆さんもご存じであります、1月7日の七草粥を食べる日を人日の節句と言います。

この日は古代中国で人の運勢を占って、人を大切にする日とされていました。また7種類の野草を食べ無病息災を祈っていました。日本ではこの7種類の野草を健康を願って七草粥にして食べる風習になりました。

春の七草

お花 :七草(せり・なずな・ごぎょう・はこべ・ほとけのざ・すずな・すずしろ)

食べ物:七草粥

上巳の節句(桃の節句)

3月3日のひなまつりのことを上巳の節句または桃の節句と言います。

日本に伝わってきた頃は、わらや紙で作った雛人形を1年の厄を移して、川に流すという風習だったそうです。現在に至るまでに雛人形の技術も上がったので、「流す」から「飾る」に変わってきました。そして女の子の成長を願う日に変わってきたのです。

桃の節句と言われるくらいなので、ひなまつりに飾るお花は「桃」であります。桃には邪気をはらい不老長寿をもたらすと言われています。

桃の花と菜の花

お花 :桃

食べ物:桜餅・ひなあられ

端午の節句(菖蒲の節句)

5月5日のこどもの日は端午の節句または菖蒲の節句と言われています。端午の節句の方がよく耳にしますかね!

この頃菖蒲の花が最盛期を迎えます。香りが強い菖蒲は邪気を払うお花と昔からされてきました。菖蒲の香りには疲労回復の効用があるので、この端午の節句に菖蒲湯に入って体をいたわるだけでなく、厄除けの効果やこどもの成長を祈るための行事となってきたのです。「勝負」や「尚武」などの言葉にかけられた菖蒲に男の子がたくましく成長することを願う日となりこどもの日とも呼ばれるようになった説もあります。

菖蒲の葉

菖蒲の花

お花 :菖蒲

食べ物:柏餅・ちまき

七夕の節句(笹の節句)

7月7日は七夕ですよね。そうなんです。七夕も節句の日なんですよ!古代中国から織姫さまと彦星さまのお話が渡ってきて、日本では当初は機織りの上達を願う日だったそうです。

現在は機織りだけでなく、習い事全般の上達を願う日となりました。そして短冊に願いを込めて、笹や竹に吊り下げるようになってきました。

今年の七夕は晴れるといいですね!

お花 :笹・竹

食べ物:そうめん

重陽の節句(菊の節句)

9月9日は重陽の節句と言う節句があるんです。古代中国では奇数は陽の数=縁起のいい数と言われてきました。これまでの節句も1月7日の人日の節句、3月3日の上巳の節句、5月5日の端午の節句、7月7日の七夕の節句と全て奇数なんです。

重陽の節句は菊の節句とも言われ、菊にはすぐれた効用を持つお花として昔から知られていました。「菊水伝説」と言う菊が生い茂っている谷を下ってきた水を飲んだら健康で長寿になったとう言う伝説が、日本に渡ってきて季節の行事となっていきました。

ロサーノ

スーパー

お花 :菊

食べ物:栗ご飯・食用菊

それぞれの節句で必ず登場するお花たち

五節句の説明を簡単にしてきました。皆さん気がつきましたか?それぞれの節句には全てお花の名前の節句があるんですよね!

人日の節句=七草の節句

上巳の節句=桃の節句

端午の節句=菖蒲の節句

七夕の節句=笹の節句

重陽の節句=菊の節句

節句にはお花が付き物なんですね。昔からお花には邪気を払うと言う神聖な力があるとされてきました。そしていち早く新しい季節の訪れを教えてくれるのがお花なんです。

実は私はこれらの節句のお花ももちろん好きなのですが、食べ物も楽しみの1つです笑

七草の節句=七草粥

桃の節句=桜餅・ひなあられ

菖蒲の節句=柏餅・ちまき

笹の節句=そうめん

菊の節句=栗ご飯・食用菊

ワクワクしちゃいますよね笑(私だけかな…)

お花のある暮らしの大事さ

昔から多くの行事があります。その行事に密接につながっているのはお花なんです。

お花を飾ることによって癒しを得ることができたり、少し豊かな空間を手に入れることができます。

皆さんも日本の素晴らしい伝統にお花を飾ってみてはいかがでしょうか?私と花のモナミは「お花のある暮らしの大事さ」をこれからも皆さまへ伝えていきたいと思ってます。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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